第8回 国際理解セミナー(グルジア料理編)ご報告
2007年6月17日(日) 恒例になりました「国際理解セミナー」が24名の参加者を交えて開催されました。
今回は第8回目となり、今秋の大阪インザワールドの公演を控えて、グルジアを皆さんに知っていただこうと、グルジア料理の実演、試食をしました。
講師の谷川多恵子さんと一緒に、グルジア人チェリスト・ギアさんも来られて、楽しいひとときを過ごし ました。ギアさんは気さくな方で、エプロン姿で各テーブルを廻り、材料の切り方、味付け等のアドバイスをしてくれました。
メニューはチャホクビリ(鶏肉のシチュー)、グリーンサラダ、ムツァディ(豚肉の串焼き)、それにハチャプリ(パンの一種、チーズを包み込んだナンのようなもの)でした。
初めに、講師の谷川さんから簡単な説明を受け、いざスタートです。参加者はベテランの主婦が多かったし、そんなに手の込んだ料理ではなかったので、作業はスムーズに進み、1時間程でほぼ完成しました。
初めに、講師の谷川さんから簡単な説明を受け、いざスタートです。参加者はベテランの主婦が多かったし、そんなに手の込んだ料理ではなかったので、作業はスムーズに進み、1時間程でほぼ完成しました。
味付けは主として塩と胡椒です。ちょっと物足りないように思ったのですが、チャホクビリは意外と味がしっかりついていたので驚きました。シチューというよりは鶏肉のスープ煮といったところかな…。
更に煮込めばもっと味がでるとか…。私は煮込み過ぎない方があっさり気味でよいと思ったのですが…。
ハチャプリは当初予定になかったのですが、ナンミックスという市販の粉を使えば簡単に出来るとのことで、急遽、材料をそろえて作ることになりました。意外と簡単でおいしかったです。ただ、材料の違いか、本場のハチャプリとは少し異なるようですが…。
ギアさんはここでも腕前を発揮され、器用にパン生地にチーズを包み込んでいました。普段も時間があれば料理をよくされるそうです。出来上がった料理はすぐに食べるのがおいしいのですが(特にムツァディは出来てすぐが一番だとか)、テーブルによって時間差があり、早く出来た人達には待たせてしまってすみませんでした。
試食の後、もう少し谷川さん、ギアさんにグルジアの話をしていただこうと思っていたのですが、時間がおしてしまい、帰りを急がれる方々がおられたので、その時間をとれずに閉会となってしまったのが残念でした。時間配分をもう少し考えればよかったと、反省しています。短い時間でしたが、参加者の皆さんにグルジアの雰囲気をほんの少しでも感じていただけたら有難いです。
グルジア人はどちらかというと塩からい味を好むようです。
谷川さんによると、ギアさんの味付けは塩分が多いとか…。
料理に砂糖は使わないようなので、日本料理の煮物などは苦手なようです。
この日の料理はどれも家庭で簡単に作れそうなものだったので、参加された方々はそれぞれの家庭で是非またチャレンジしてみて下さい。私もハチャプリを作ってみようと思っています。
最後に、アンケートにご協力していただいて有難うございました。
ご意見は次回以降の参考にさせていただきます。尚、スナップ写真・グルジア料理レシピ・アンケート結果を掲載致しましたので御覧ください。
又、次の通りグルジア舞踊団の公演も行いますので皆様ご参加宜しくお願い致します。
OSAKA IN THE WORLD 2007(グルジア舞踊団)
日 時:10月12日(金)19:00 開演
場 所:貝塚市コスモスシアター 中ホール
グルジア料理レシピ
I. チャホクビリ(5~6人分)
§ 材料
鶏肉(モモ、骨付き手羽元を混ぜる) |
1 |
kg |
たまねぎ |
大1 |
ヶ |
トマト缶(カット) |
1 |
缶 |
パセリ |
4 |
本 |
ローリエ |
2 |
枚 |
卵 |
1 |
ヶ |
調味料(塩、黒胡椒、コリアンダー) |
§ 作り方
1. 鶏肉は2口大にカットする。
2. 鍋に水2?を入れ、鶏肉とローリエを入れて、あくをとりながら煮る。
3. たまねぎをみじん切りにし、鶏肉を煮ている鍋の中に入れて煮る。
4. さらにトマト(缶詰)を加え、よく煮て調味料で味付けをする。
5. よく煮た後、溶きほぐした卵をまんべんなく入れ、最後にみじん切りにしたパセリを入れる。
II グリーンサラダ(5~6人分)
§ 材料
トマト |
2 |
ヶ |
パセリ |
3 |
本 |
|
キュウリ |
2 |
本 |
塩、黒胡椒 |
|||
たまねぎ |
1/4 |
ヶ |
§ 作り方
1. トマトはくし切り、キュウリは斜め切り、たまねぎは輪切り、パセリはみじん切りにする。
2. 大皿にトマト、キュウリ、たまねぎを混ぜて入れ、上にパセリをのせる。
食べるときに、塩、胡椒を適宜ふりかける。
III. ムツアディ(5~6人分)
§ 材料
|
||
豚肉ブロック(ロース、モモまたはバラ肉) |
一人2~3 |
キレ程度 |
たまねぎ |
大1/4 |
ヶ |
パセリ |
適宜 |
|
塩、黒胡椒 |
§ 作り方
1. たまねぎは3mmくらいにカットして、ボールに入れておく。
2. 豚肉は1口大にカットして、軽く塩、胡椒をふり、フライパンで焼く。(内部までよく火をとおすこと)豚バラ肉を使用の際は、先に20分程ゆでておく。
3. 焼きたての肉を玉ねぎの入っているボールにの中に入れ、蓋をしてボールを上下に振って中身をよく混ぜ、しばらく置く。
4. 器に盛り、パセリのみじん切りをふりかける。
アンケート結果
回答19人/参加24人
- 本日の催しにご満足いただけたでしょうか。
満足 |
まあ満足 |
どちらか |
不満足 |
合計 |
15 |
4 |
0 |
0 |
19 |
2. どのような点がよかったでしょうか。
- o 料理がおいしかった。(6人)
- o グルジアの写真をたくさん見せてもらえた。文化についていろいろ話を聞けた。(1人)
- o 普段できない体験ができた。(1人)
- o 一般的に日本人に馴染みの少ない国の文化に触れてよかった。(2人)
- o ギアさんのお人柄に触れ、丁寧な指導でした。(1人)
- o 外国の文化に触れることができた。(3人)
- o 珍しい料理を作ることができてよかった。(1人)
- o 日本にある材料で簡単にできるので是非家でも活用したい。(2人)
- o スピーディに簡単にできたからよかった。(2人)
- o 初めてのメニューが体験できた。(1人)
- o グルジアの国の一端を少し見ました。(1人)
3. どのような点が不十分でしたでしょうか。
- o 時間が少し延びたようなので、もう少しスムーズな運びであったらよい。
- o お国独特の調味料を使う料理も教えてほしかった。
- o 料理ができてから食べるまでの時間が長く料理が冷めてしまった。
- o グルジアの話をもっと聞きたかった。
- o ちょっとした時間の間の取り方に、もう少し工夫があれば楽しかったのでは。
4. 今後どのような催しをご希望でしょうか。
-
o お茶をしながら、その国の生活や流行っていることなどを聞いて会話を楽しみたい。
(4人) - o 歌を聴いたり踊りをみたりしたい。(5人)
- o 大阪インザワールドにこだわらず、各国のセミナーもしてほしい。(1人)
- o 料理講座と共に、旅行に役立つ会話も教えてほしい。(1人)
- o 外国の料理などを味わう。(8人)(アジア料理などがよい。)
5. KAIFAのさまざまな行事のご案内を差し上げます。
KAIFA会員でない方は、下に連絡先をお書きください。(差し支えのない範囲で結構です)
回答19のうち、会員8、非会員7、不明4
非会員でご連絡先をご記入くださった方 6名