OIW 2004 ロシア パフォーマンスグループ「ザバーワ」9月来日

ロシア民族舞踊の夕べ

 

平成16928日、400名収容のコスモス中ホールはほぼ満席状態。舞台には鮮やかなペパーミントグリーンの女神たち。その歌声は天上の調べ。ゆったりとしたイントロから徐々にアップテンポへ。

そこへコサックの男達が加わり、男女の踊りの輪がくるくると舞台を巡る。そして演技が終わり会場からは大きな拍手が沸き上がる。


今年の大阪インザワールドロシア編は例年以上の盛り上がりを見せました。スラバ団長率いる「ザバーワ」は、ロシア沿海州ウラジオストクにある極東工科大学のパフォーマンスグループで、メンバーの多くは特待生というだけあってその演技はかなりのものでした。また衣装、振り付け、構成などトータルで終始高い水準を維持、途中裏方の曲ミスがありましたが、そんなこともすぐ忘れてしまうほどまさに「ハラショー」な舞台の連続でした。

 


プラチナホワイトの衣装に包まれた氷の化身は冬の原野を彷徨い、美しいショールをまとった村の娘が春のお花畑を優しく歩む。さまざまなイメージが次々と浮かんでくる。また男達の軽やかで力強いブレイクダンス。妖艶でエキゾチックなジプシーダンス。コミカルな動きのペアダンス。観客と手をつないでのフォークダンス。ロシアダンスの多様性に見る側は終始圧倒されました。


終盤のコーラスは「百万本のバラ」「一週間」「故郷」「カチューシャ」と馴染み深い曲が続きなんともいえない充実した余韻とともにパフォーマンスは終りました。一同は舞台に整列、団長から感謝のことばがあり会場からは惜しみない拍手が続きます。出演者は舞台を降り花束を受け取りながら出口へ。左右に並んでお見送り、握手、記念撮影と和やかな交歓風景で締めくくりました。


開演前、グルジア出身の団長は「150以上もあるロシア民族の多様な文化を少しでも知ってほしい」と迫力あるロシア語で公演の目的を語ってくれました。公演中客席の隅で心配そうにずっと舞台を見ていた姿は大きな大きなお父さんという印象でした。最後に、急な司会の依頼を快く受けていただいたLydia川崎さんありがとうございました。

裏方で支えていたKAIFAスタッフ、事務局の方々お疲れ様でした。そして足を運んでいただいた市民の皆様、ほんとうに「スパシーボ」でした。


 

ロシア・ウラジオストック親善訪問

平成1610月来貝したロシア国立極東工科大学舞踊団への返礼ツアーが去る524日から27日の間で行なわれました。

KAIFAからは,植田さんと芦田が参加、ロシアはとても遠いお国と思っていましたが余りにも近くびっくりしました。

ウラジオストック市は極東ロシアの最重要都市、人口は80万人、ヨーロツパ風情の街並みは異国情緒たっぷり。日本領事館、極東工科大学へも表敬訪問、そして來貝メンバーからは最大級のもてなしを受け訪問団16名一行大いに楽しんで参りました。

 

 

 

 

 

学長・スラバ氏と16名訪問団一行


スナップ写真の一枚は極東工科大学学長・来貝のスラバ団長と大学本部で写したもの、また可愛い子供達との1枚は、ウスリースク市訪問時、丁度、高校卒業式の日でその時の1コマです。

 

 

 

 

ウスリースク高校生卒業式のあと


                                                                                                  20056月KAIFA芦田喜男

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