オオサカ・イン・ザ・ワールド 20周年記念シンポジウム

 

グルジア代表とアイルランド代表を貝塚へ迎えて

 

(20091126-28日)
今年20周年を迎えたOSAKA IN THE WORLDでは、アルゼンチン編の開催と併せて、これまで交流を持った20カ国からゲストをお招きしました。

各団体での再会交流も行われ、貝塚では、アイルランド(2000年来貝)代表とグルジア(2007年来貝)代表のお二人をお迎えしました。

11月26日(木曜日)

貝塚市へのゲストであるモーラ・シャナハンさん(アイルランド代表)を宿泊場所の関西国際センターから、

お迎えしました。

グルジア代表であるグラミ・ケオシュビリ氏はイスタンブールでの飛行機の乗継がうまくいかず、今回の歓迎会には残念ながら間に合いませんでした。


モーラが部屋(職員会館2階会議室A)に入るなり“Oh My Goodness”と驚きの声を上げました。
本日モーラをお迎えするための準備で、10:00より広報の行さんと事務局とで行った交流当時を思い起こさせるような部屋の飾り付けが気にいったようでした。


第一部は、貝塚側から14名参加して当時を偲び再会を歓迎しながら会議を行いました。自己紹介から始まり、当時のメンバーの近況報告等々で盛り上がりました。モーラも到着後間もないためお疲れにもかかわらず、タイタニック号、ラフカディオ・ハーン(アイルランド出身)の話と、当時の思い出に夢中でした。

時間切れでいくつかの項目はカバーできないまま、1145分は瞬く間にきて、第二部の昼食を取りながらの歓談会に移りました。

昼食では、モーラがご自分の舞踊学校の組織を立ち上げて以来現在まで30年間ずっと会長でいることを誇りにしておられました。この点では、前会長の芦田さんと意見が一致し、生涯現役を続けて頑張ると、お互い誓い合っていました。気分も乗ったのか、年齢の話になり自分が何歳に見えるかを全員に尋ねて、60歳台の返事が多かったので、大変気を良くし終始ご機嫌でした。

一部、二部終了後は、市役所玄関前で記念撮影を行い、ホストをされる繁本さんがお世話するためモーラを引き取られました。


11月27日(金曜日)

午前中に、グラミ君が成田経由で15時に関西空港に到着するとの情報を得て、徳野さんが関空に出迎えに行かれ、16時過ぎやっと貝塚までたどり着きました。モーラもピックアップして4人で河内長野に向かいました。
18
時前から19カ国のほとんどの代表が顔をそろえ、ラブリーホールの受付前のロビーは壮観で、すでに人で溢れ返っておりました。劇場内で舞踊の開始前、アルゼンチン大使によるご挨拶と20カ国の代表の紹介があり、交流の意義が演出されました。
ウダオンド舞踊団による最後の舞台は、いつものように感動的でした。
今回は第一級の施設での公演なのでさすがに盛大でした。特に第四部のビエントノルテの生演奏は、迫力で圧巻でした。彼らの登場とともに、舞踊もきりっと引き締まり多くの観客が魅了されていました。

11月28日(土曜日)

グラミとモーラをピックアップし3人で、20周年記念シンポジウムに出席するため会場の田尻町立公民館に向かいました。貝塚市からのシンポジウム参加者である招待の児玉局長と中野課長、KAIFA高橋会長、事務局2人と会場でお会いし、私と計6名で13時からの会議に参加しました。

 

会議冒頭に、来賓のベトナム領事館領事、OIW顧問が紹介され、貝塚市を含めた市長からのシンポジウム開催に対する祝電も披露されました。

 


会議は、山西実行委員長の基調演説に始まり(その内容はOIWの立ち上げから青年の船での中橋氏との出会いとOIWを始めた動機・その経緯と多岐に渡り新参者の私には勉強になりましたが、ラウンドテーブルでの議論の論点をもう少し絞り込みされた方が良かったように思いました)、20カ国代表が一つのテーブルを囲んで、OIWとのこれまでの関わりや思い出、各国での日本文化普及への取り組みの現状と今後の国際交流の進め方等々、限られた時間内でしたが意見を述べ合いました。

OIWとの交流や日本文化へのふれあいは、参加者全員が高く評価され、将来へ継続するよう期待を述べられました。議長のチャンドララール・スリランカ代表が最終的に議論をまとめられました(このまとめが後ほど共同宣言として採択される予定)。

 

会議終了後、記念祝賀会の会場である泉南市総合福祉センターに皆で移動しました。
その時点では、ホストファミリーを含めた多くの方が各市よりすでに到着され、会場は人で溢れていました(概算でおよそ300人)。
貝塚からも約40人の参加者が、すでに会場の一番前のテーブルに陣取って談笑しておられました。レセプションは、祝辞をいただいた特別参加の韓国領事に続き、20カ国代表、今回のアルゼンチン・ウダオンド舞踊団(ビエントノルテのグループを含めて)が壇上で紹介され、皆から熱烈な歓迎の拍手をうけました。
各国による珍しい舞台も続き、プログラムは盛り上がりの中で次々と進みました。少し喧騒でしたが、その中で国際交流の共同宣言も発表され、各国代表がそれにサインしました。

 

中橋副実行委員長が、OIWが無事20年目を迎えることができたのは、ホストファミリーを含めた多くの関係各位のご協力のお陰と、OIWを代表して心からの感謝の意を表明されて、最後に会を閉めました。午後8時に閉会宣言がされた以降も、多くの参加者が名残を惜しみ、何時までも人の波が消えませんでした。

 




28日のプログラムは、全体を通して感動的で素晴らしいものでした。アルゼンチングループ、20周年の各国代表、ホストファミリーの参加者、他全ての参加者の満足度は、かなり高かったのではと思います。

 

各市の方々、OIWの役員の方々、他全ての皆様もお疲れ様でした。

 

                                                                                    Reported by
                                                                                    藤原 雅晴 KAIFA 副会長- OIW担当

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