「設立10周年記念メイン行事」ご報告
2007年 7月 8日
貝塚市民福祉 4F 大会議室
7月8日(日)午後1時より、市民福祉センター4階大会議室にて「設立10周年記念メイン行事」が、フリーアナウンサーで 和歌山放送局パソナリティーの「南 くるみ」さんの司会で始まり、約100名の参加者、なかには、当WEB SITEをみて参加して下さった阪大で学んでいるアメリカ人の方らと共に楽しい時間を過ごしました。
当日のプログラムは
1. 当会長の挨拶
2. 学習者による日本語スピーチ発表会
3. ダイアン吉日さんの英語落語と公演
4. 交流会
の順で3時間30分に渡り楽しい時間を共有致しました。
「学習者による日本語スピーチ」での来場者のアンケートは、外国人のスピーチを聞いて感動した方、とても好感をもち、自分の生き方に良い刺激を受けられた方、日本人として反省する点、言葉使い、優しさ、謙虚さ、前向きな生き方等 とても勉強になって、もっと若い方にも聞いてもらえるようになれば良いと思われた方等ありました。皆様には今回の企画に喜んで頂いたようです。
尚、会場の雰囲気のレポート・会長の挨拶・学習者による日本語スピーチの原稿を掲載していますのでご覧下さい。
「学習者による日本語スピーチ」を聞いて
開始30分前、すでにロビーには、発表者達と応援に駆けつけたご家族やお友達が集合されていました。
ある発表者たちは、家族を日本語ボランテイアの方たちに紹介していましたし、又ある発表者達は、緊張した様子で、原稿を読んでいました。
大方の人たちも何となく落ち着かない時間を過ごしているようでした。そして発表者達は、控え室へと移動しました。
さて、本番です。 たくさんのお客さんは、静かに、そして何を語ってくれるのか?と耳はすでにダンボ。心は頑張って!と。
それぞれ、発表者は、個性溢れて、とても素直に身近な話題を選ばれて、生活に結びついた内容で、外国で生活する大変さより、生活を楽しもうという積極的なスピーチが印象的でした。そして、皆さんが日本をとても好きだと知り、私達も気をつけて裏切らないように、もっと好きになってもらいたいと思いました。
石原 三永子 記
「ダイアン吉日さんの英語落語と公演」を聞いて
今回の落語はほとんど方が初めて聴いたのではないでしょうか。
私達にとって、初めて知る、外国人から見た私達に気付かされたり、外国人にとって不便な日本を再認識したり、次から次に、興味のある話題を選び、判りやすく、面白く聴かせてもらいました。
彼女の言う「おもしろい、好き」の一言で(特に着物、落語)17年間興味をもち、研究してその間にプロにまでなったという。只ただ、感心し、羨ましい生き方だと思いました。
小学生の男の子、女の子、大阪のおっちゃん、おばちゃん、若い方たちみんなが、ウン、ウン。と頷いたり、何度も肩を震わせて笑っていたり、とても楽しそうでした。私達は彼女の明るさと積極性に触れて、とても良い刺激を受けたと思います。
石原 三永子 記
交流会に出席して
発表者もご家族もリラックスした様子で、参加者同士が、お菓子をつまみながら、とても和やかに交流していました。
皆さんの笑顔が平和の大切さを表していました。
あるアメリカ人は、このイベントを当協会のHPで知り、遠い吹田市から、来られスピーチに大変感動し、このイベントはとても良かった。来る事を迷ったが、来て本当に良かったと感想を述べてくれました。
又、ダイアンさんは着替て、同じ目線での交流会にも参加して、記念写真で、このイベントの幕は下りました。
10周年記念イベントの一つとして、課題もありますが皆で作り上げてきて、楽しく過ごせたこの日を迎えられたことに喜び、今後更に協力し合い、努力しようと言う勇気が、出てきたようにおもいました。
石原 三永子 記
かいづか国際交流協会発足10周年を迎えて
かいづか国際交流協会
会 長 芦田 喜男
1997年6月、私たちは泉州地域、また貝塚市における国際化の一段の推移を考察し、かいづか国際交流協会(KAIFA)を設立いたしました。
その趣意は、市民が中心となった幅広い国際交流を積極的に推進し、お互いが平和や幸福を実感できる“まち・かいづか“をつくる・・・つまり市民が主役となって誰でも気軽に参加できる国際交流の場づくりを目指したのです。
以降10年、KAIFAは、ひと・情報・文化を包含しつつ進展を続けています。
現在、協会活動はそのほとんどが会員のボランティアによって行なわれていますが、その会員も貝塚市をはじめ近隣に在住される外国人の参加が多数にのぼり、活動の幅・厚みが一段と増してきています。今、外国人が多く居住される地域では、文化の相互理解を通して、お互いが認め合う「多文化共生の地域づくり」が盛んに言われています。このことは、KAIFAにとりまして活動趣意そのものであり、全く普通のコトとして、まち全体の理解を得られるよう積極的な取り組みを進めて参りたいと考えています
今後におきましても、ますます加速されて来ているグローバリゼーションの下、私たちの“まち・かいづか”が、より一層外国人の方々に受け入れられるまちとして存在すべく活動を進め、新しい10年先を見つめたKAIFAを、会員を始め市民の皆さんと共につくって行きたいと思います。
地域に根ざしたKAIFAの一層の前進に向け、市民の皆さんの活動への積極的なご参加を心底よりお待ち申し上げます。
2007年 7月
「日本語学習者による日本語スピーチ」もぜひ読んであげてください。