2011年11月27日(日)に国際理解フェスタの一環として、ラテン音楽、ダンスを楽しみながら、おいしい 外国料理を味わう会「KAIFAあつまろ貝」が午後2時より貝塚市民福祉センターで開かれまた。
大地震や原発事故などによって、恒例の「オオサカ・イン・ザ・ワールド」や「台湾交流事業」が実施ができなくなったことが要因にもなり、皆さんの発案と努力によって大変素晴らしい「あつまろ貝」を目出度く終えることができました。
用意周到な準備と積極的な行動が功を奏したと思っています。
約130名(うち非会員が36名)が大会議室に相応しい人数だったかと思いました。
挨拶の中に取り込みましたが、「ここに生きている 一緒にいる」とういう気持ちを共通に持って「あつまろ貝」のひとときを楽しんで、心の安らぎを得ていただきたいと思いました。
まさしく、終始に亘って素晴らしい内容でした。
今回は関西国際センターの研修生が多数(20ヶ国、21名)が参加してくれたので、大変有り難く思いました。 高橋
楽しかった「あつまろ貝」にも、裏方のこんな大奮闘がありました。
ペルー料理、大奮戦 !!
今回、私達KAIFAスタッフはフェスタの目玉(歌・ダンス・料理)のひとつでもあるペルー料理に挑戦しました。
まず、ペルーと言わず南米諸国では代表的と言われる“エンパナーダ”。見たところちょっとでかい餃子のようですが、中に具の詰まった、いわゆるミートパイといった感じです。パイと言うからにはやはり生地が命!結構手間がかかります。今回この生地を作るのにいろいろと悩みました。
前日から粉を練っておいた方がいいか否か・・結局、朝少し早めに来て取りかかることで納得、何人かのスタッフが朝 9時に「ひとふれあいセンター」の調理室に集合し、日系ペルー人のアウロラさん指導の下、調理がスタートしました。
エンパナーダ組が小麦粉を計りバターを加えこね始める隣では、具のひとつになる大量のタマネギを目の痛さにも吹き出す涙にもめげずに一心不乱に刻みまくる男性陣!頼もしいです。
その横ではこれもペルーを代表する料理で ある“セビーチェ”の食材が下ごしらえされていきます。魚介類をメインにした酢の物(マリネ)ですがその酸っぱさに意外にも、お酢は全く使われず、ライムの酸味と塩、胡椒、ルー特有の“アヒ(トウガラシの一種)”で味付けされている非常にさっぱりとした美味しい料理です。
さらにその横ではデザートになる“マサモラ・モラーダ”が作られていきます。紫のとうもろこしのジュースとドライフルーツを煮てコーンスターチでとろみをつけた甘くてポリフェノールたっぷりの一品です。 ジュースとドライフルーツを煮てコーンスターチでとろみをつけた甘くてポリフェノールたっぷりの一 品です。
いつも春の国際フェスタやその他のイベントでも作っているスタッフ達なので慣れているとはいえ、初めて作るのがほとんどなのといつも使い慣れている調理室ではないため、何がどこにあるのやら調理器具を探し回ることもしばしば・・あれやこれやで大混乱!さながら戦場のようです。
ようやくエンパナーダの生地が完成、いよいよ具の包み込みが始まります。
餃子のそれとはちょっと違い慣れていないとなかなか難しいのですが、皆さん上手に包み込んで いきます。今日来てくれる人々に美味しく召し上がってもらいたいという願いと心も一緒に包み込まれていくようでした。
そんな調理スタッフの大奮闘の末、完成した料理は大好評であっという間に完食!
沢山の方々から「とても美味しかった!」という声を頂きました。
料理を作ったものにとって美味しいと言って残らず食べて頂けることが何よりも嬉しいことです。
調理担当スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!
そしてこれを機会にまた是非ご家庭でも作ってみてください!
「レシピを知りたい」という方もいらっしゃいましたので、詳しいHPを付記します。
(エンパナーダ) http://cookpad.com/recipe/397480
(セビーチェ、マサモラモラーダ)http://www.vivas.jp/food/cook-peru.html
ペルー料理というと、ほとんどの日本人にとってはおそらく未知の味だと思います。けれど特に油っこ過ぎることも辛すぎることも香りがきつすぎることもなく、日本人の好きなジャガイモ(ペルーが発祥の地)がふんだんに使われ、そして何よりも“ご飯”を食べる食文化なので日本人には非常に好まれやすい味だと思います。この近くだと堺(七道駅等)周辺にいくつかのペルー料理レストランがあります。興味のある方はぜひ一度ご賞味あれ・・・!
今回料理を手伝ってくださった沢山の皆様、本当にありがとうございました。 鎌形
「あつまろ貝」の「ペルーのダンス」を毎日放送がTV取材
その模様は12月13日夕方6時からVOICE・火曜「健康ナビ」のコーナーで放映されました。
下の写真は取材中の写真と放映された写真です。
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