711(4日目)

終日 京都観光 (金閣寺、清水寺)

今日は学生達が楽しみにしていた京都観光です。

前日から台風の影響で京都観光が決行できるか心配でしたが、台風も吹き飛ばしてしまう科技パワーで、張先生と学生12名を乗せたバスが京都へ向けて出発しました。

京都では金閣寺と清水寺を拝観しました。





金閣寺を拝観した後は、清水寺を拝観する前に京料理の日月庵で昼食です。

夏をイメージする京料理は、学生達も「美味しい~!」と舌づつみを打っていました。





京料理を堪能した後は、清水寺を拝観しました。


「清水の舞台」で名が知られているので、学生たちの間でも有名な場所でした。

昨年に来た先輩達から清水寺に行ったら地主神社で「恋占い石」を歩くこと、地主神社のお守りを買うことと言われていました。



地主神社は「縁結びの神」として、日本全国だけでなく海外からでもご利益を受ける人達が足を運んで来ます。

地主神社で良縁を願う乙女心が学生達にうかがわれました。

地主神社のお守りとして、星座守り、よろこび守り、しあわせ守りなどがあります。


学生たちに人気コースは「恋占いの石」。

恋占いの石は、一方の石から10m先に立つ石に無事に辿りつけば「恋の願い」が叶うと伝わる願かけ石です。

人にアドバイスを受けた時は、人の助けを借りて恋が成就すると言われています。

学生たちは真剣に願かけをしていました。

 

「これから新しい恋が生まれますように」「彼との恋が成就しますように」とそれぞれに願いは違うけれど、乙女心はみんな同じです。

 

「うまくたどり着けるかな?」

「大丈夫だよ、行けるから」

「まっすぐ歩いて~」

「あともう少しだよ」

「右に歩いて~」

「そのまままっすぐだよ」

STOP!

「ゴールだよ」

「やった!!」            ゴールまで歩き終えたら嬉しそうです。         「恋が 実りますように~!!」



恋占いの石の後は、音羽の滝。

音羽の滝から流れ落ちる霊水は「学問と健康と縁結び」のご利益があると言われています。

そして長い歴史の間に「長寿の延命水」と呼ばれるようになりました。

 

境内を歩いていると大粒の雨が降り出しました。

傘をさしながら音羽の滝の延命水を求めて並びます。

音羽の滝から出る清水を長い柄杓でくみ取り、延命水を飲む学生たち。


「甘い~美味しい~!」と飲み終えた感想を言っていました。


清水寺の拝観後は、出発時間まで自由時間が長くゆったりと散策できました。


境内をまわり終えた学生は参道にある土産店で京都名物の「おたべ」やお茶を頂きながら、家族などへのお土産を見てまわっていました。二年坂から三年坂へと歩く学生もいましたが、道を迷うことなく、集合時間には戻っていました。


京都での楽しい思い出を胸に、ホストファミリーが待つ貝塚へ出発し、夕方6時頃に無事に貝塚に帰り着きました。

713(6日目)

帰国

午前6時に職員会館前に集合して、ホストファミリーや会員の皆さんに見送られて、バスで一路関西空港へ向かいました。




台中科技大学の皆さん、貝塚滞在はいかがでしたか。

瞬く間に時間が過ぎましたね。そして短い時間の内にいろいろな体験をしましたね。

日本文化体験、日本語勉強、大阪観光大学訪問、京都観光、ホームスティ、KAIFA会員との交流など、帰国しても共に過ごした日々を思い出してください。

 

是非、また、貝塚市を訪れて下さい。KAIFA会員一同、お待ちしています。

 

さようなら、また会いましょう !!!   再見!!!

 

「ホストファミリーを受けて・・・新米ママの始まり」                                            浜田 美智代 

 

私が今回、ホストファミリーを引き受けたのは、昨年の「台湾交流事業」で知り合ったYちゃんと台中で再会したのがきっかけです。彼女は再会を喜び、ご家族で出迎えてくれました。おもてなしをして下さったご両親様に頭が下がる思いでした。

今度は私がその感謝の思いを、ホストファミリーでお世話をしてあげる番です。そんな思いからホストファミリーの新米ママが始まりました。子どもがいない私には我が子を迎える気持ちでいっぱいでした。

 

前日は、「受け入れる部屋がない」ということで、仕事で使っている2部屋の施術室の移動から始まり、お風呂場やトイレ、洗面所と普段は手が回らない所はカビだらけになっているので、まずいと思いピカピカにしました。人が来なければ行き届かない掃除も心の大掃除と思って、我が子を受け入れる準備に当日の朝までかかってしまいました。

さて当日の朝、私は空港の到着口から出てくる学生たちの一人に「あの子かしら?」とワクワクしていました。

 

空港から岸和田城へと見学が始まり、やっと名前を聞いてみました。

やはり、そうでした。彼女はにっこりと笑顔で答えてくれた礼儀正しい子でした。以前からメール交換をしていましたが、優希ちゃんは私が想像していた通りでした。

食事については、1日目は私が仕事でもプライベートでもはまっているインドネシア料理、2日目は彼女がやってみたいと言っていたたこ焼きとお好み焼き、3日目は交流会、4日目は京都観光の後だったので、彼女が「日本のラーメンが食べたい」というのでラーメン屋さんへ、5日目は焼き肉を家族一緒に楽しみました。

 

2日目は時間の許す限り、いろいろなことを体験してもらおうと、食後、満腹の身体に恥も捨て「美笹の湯」へ行くことにしました。お風呂には慣れていない外国の人にとっては裸のつきあいは恥ずかしいから行かないと思っていました。ところが、彼女は「行ってみたい」と言う。妹と優希ちゃんと3人で「たらい風呂」に入り、「気持ちいいね~」と優希ちゃん。生まれて初めて入った銭湯を気にいってくれました。

 

3日目の交流会のパーティ後に、同じホストファミリーの3家庭とカラオケへ行って大好きな嵐の歌を歌いまくりました。日本のカラオケは初めてという彼女でしたが、「嵐、気分は最高!」だったのかな?

5日目は心斎橋へ買い物に出かけました。奈良へ行く人や天王寺動物園に行く人もいましたが、大の桜井翔くんファンの彼女、心斎橋行きが先決です。心斎橋筋を歩き、ジャニーズショップを覗き、翔くんのグッズも買って、その後はドラッグストアで頼まれた友人たちの買い物でした。

手帳にはたくさんの下調べしたメモ書き。「ロート製薬ロートZ!」「液体ムヒ」「アリナミンEX」など、台湾では日本製品は高いそうです。ドラッグストアでも安い値段の店を探し、延々とドラッグストア巡りです。「休息時間」、「フットシート」などあまり耳にしない製品もあり、「これは何に使うの?」と聞くと、むくんだ足の疲れをとるシートだと解りました。

日本と台湾では生活様式が違います。日本はお風呂だけど、台湾はシャワーなので、ホームステイを受けて気づかされることがいっぱいでした。

昼ご飯の時間も過ぎ、気が付けば2時過ぎでした。道頓堀川では夏祭りの屋台がたくさん出ていました。「串カツのだるま」で串カツとたこ焼きなど買って食べていると偶然にも赤井英和さんに会いました。

ホストファミリープランもショッピングで終わってしまい、ゆっくりと動物園や阿倍野ハルカスにも行けなかったのが残念でした。自由時間がもう少しあったら良かったのですが、新米ママの気づきが遅くて…前もって買い物すべきだったと反省しました。

 

最後の夜は、自宅で待っている母と家族一緒に、焼き肉を楽しみました。


56日だったホームステイも、あと数時間で台湾へ帰ってしまう優希ちゃん。切ない気持ちが皆の心の中に走ります。「まだこの家にいて欲しい」と思う母と私。用意していた浴衣を優希ちゃんに着せてあげて、まだ買いたりない物を近くのスーパーへ買いにでかけました。日本のお菓子も台湾では人気だとかで、スーツケースに入りきれないほど買い込みました。帰る当日の航空便が早いので、朝食用にサンドイッチを作り、それから休みました。

優希ちゃんは帰り仕度をしながら、日本を去る寂しさをひしひしと感じていたようです。

56日の「私のホスト役」に、いつも強引でわがままな私に協力してくれた母や妹に感謝しています。皆の協力があったからこそ出来た「私のホスト役」でした。たくさんの気づくことがありました。

食卓に出た夏野菜は、母が菜園で作ったものです。「美味しい」と言って、私が作った物も残さずにきれいに食べてくれました。優希ちゃんの「ありがとう」の気持ちがうれしいです。

 

その他にホストを受けて解ったことは、メニューを考える前に「何を食べたいか」を聞いてから買い出しを一緒にしたら良かったと気づきました。新米ママも1年、2年と続けば板に付いてくるでしょうか。

気を遣わせた優希ちゃんや皆に感謝し、ホスト役を与えてくれたKAIFAに感謝し、無事にホストの務めを果たせたことをうれしく思います。 

 

学生たちの滞在中は多くの会員があらゆる面で心のこもったもてなしをされ、大変素晴らしい交流になりました。

 

皆さんに深く敬意を表します。

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